ブログ
看護の授業を見てみよう!~日常生活援助技術Ⅲ(食事介助)編~
こんにちは。看護学科1年生です。
今日は、日常生活援助技術Ⅲ(食事介助)の演習の様子をお伝えします🥄
ベッドから起き上がることができず、自分で食事をすることができない患者への介助の演習です。
誤嚥しないように安全に食べていただくには、どうしたらよいのか。
おいしいと感じながら食べていただくには、どうしたらよいのか。
一口でも自分で食べていただくには、どうしたらよいのか。
事前に援助の方法を計画して、演習に臨みました📝
看護師役を実施して、
「咀嚼や嚥下のタイミングをみて、口に運ぶペースを見計らうのが難しかった。」
「おいしく食べていただきたいと思い、メニューの説明や、何から食べたいのか尋ねながら援助すると、食事の時間が楽しめると感じた。」
「ベッドを起こす角度に制限があると、汁物を食べていただくときに、こぼさないようにする工夫が必要だと感じた。」
「一口の量を迷った。小さいスプーンのほうが、量は調整できるけど、スプーンの柄は長い方がやりやすかった。」
「吸う力のある方ならストローで良かったが、吸う力がない方は、スプーンや楽のみなど、何を使うか選択する必要があるとわかった。」
などの気づきがありました✅
患者役を実施して、
「身体を起こさないと、食器の中が見えなかった。」
「自分で食べる場合は、テーブルが近すぎても、遠すぎても食べにくかった。」
「患者から次は、おかゆにしてとか、お茶のみたいとか、お願いしにくく感じたから、次は何にしますか、と聞いてもらえると伝えやすい。」
「食べるのを手伝ってもらうのは、ちょっとはずかしかった。」
「枕を入れてもらうと姿勢が安定して、楽だった。」
「立って援助されると、圧を感じた。」
「自分は右利きなのに左から介助されると変な感じがすることがわかった。」
などの気づきがありました✅
演習を通して、生きるために食べることは必要だけれど、食事には楽しみや喜びも得られるものであるから、患者さんに合わせながらおいしく食べていただくため援助していきたいと感じました。
関連記事
-
看護
看護の授業を見てみよう!~日常生活援助技術Ⅰ編~
こんにちは!看護学科1年生です。今回は、日常生活援助技術Ⅰ「関節拘縮予防、関節可動域訓練」の授業の様子をお伝えします🦴🦴関節可動域訓練とは、自力で身体を自由に動かすことが難しい患者さんが、関節の拘縮や変形を起こさないために行う訓練です。テキストを読みながら、関節の可動域を確認します📖学生同士ペアになり動かしていきます。自分の身体ではないので、どこまで動かせるのか声をかけ、確認しながら動かしていきま
more -
看護
看護の授業を見てみよう!~日常生活援助技術Ⅱ(清拭)編~
こんにちは。看護学科1年生です🌱今回は日常生活援助技術Ⅱ清拭の演習の様子をお伝えします。「清拭」とは、身体を拭くことをいいます🧼入浴のように湯につかることはできませんが、温熱と水分を含むタオルや洗浄の効果で身体の清潔がはかれます。清拭は、入浴よりもエネルギーの消耗が少ないため、重症な患者さんにも適用できる看護技術です。今回の演習では、不必要な身体の露出を避けプライバシーに配慮すること、適切な湯温を
more -
看護
高齢者疑似体験を通しての学び
こんにちは、看護学科1年生です🌱老年看護学概論の授業の様子をお伝えします。老年看護学概論の学び~「高齢者疑似体験」を通して、加齢変化による不自由さを体験して、私たちが感じている便利な環境は、高齢者にとって、どのような環境なのかを考えました。高齢者疑似体験スーツを着て、①前傾姿勢ベルトで固定し、制限された動きを体験します。②ゴーグルを装着して、視野の狭さや、色の変化を体験します。③耳栓をつけ、難聴を
more