ブログ
競技復帰におけるアスレティックリハビリテーションについて
例えば骨折のような大きなけがをすると、けがが治った後は日常生活に戻るためにリハビリをするのが一般的です。
しかしスポーツ選手の場合は、単に立ったり歩いたり出来るようになるだけでは不十分です。
スポーツ選手が競技に復帰するためには、どんなリハビリが必要なのでしょうか。
「立つ」「歩く」「しゃがむ」などのような、日常生活に欠かせない動きを行えるようにするためのリハビリは「メディカルリハビリテーション」と呼ばれています。
それに対しスポーツ選手が競技に復帰するためのリハビリは「アスレティックリハビリテーション」として区別されています。
競技では「速く走る」「高くジャンプする」など、日常生活で必要とされる動きよりもさらに複雑で負荷のかかる動きが求められます。
メディカルリハビリテーションで問題なく日常生活を送れるようになったとしても、競技に復帰するには不十分なのです。
スポーツ選手がアスレティックリハビリテーションをせず、メディカルリハビリテーションだけで競技に復帰してしまえば、新たなけがを引き起こしかねません。
そのため競技の負荷に耐えうる筋力や柔軟性、瞬発力などを取り戻すためのアスレティックリハビリテーションがスポーツ選手には不可欠なのです。
なるべく早く競技に復帰したいという気持ちもあるでしょう。
しかしその後のパフォーマンスや選手生命を考えれば、まずは焦らずしっかりとリハビリをして、十分に力を発揮出来る身体を取り戻すようにしたいですね。
そんなアスレティックリハビリテーションや普段のトレーニングなどでスポーツ選手をサポートしているのがアスレティックトレーナーです。
競技復帰のサポートをするために、アスレティックトレーナーの資格に加え、トレーニングの民間資格や医療系の国家資格を持っていると有利ですね。
JR・地下鉄千種駅から徒歩3分、地下鉄今池駅から徒歩5分でアクセス出来る名古屋平成看護医療専門学校のアスレティックトレーナー学科では、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格取得を目指して学ぶことが出来ます。
また赤十字救急法救急員に加え、希望すればNSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)、JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)、介護予防運動指導員の資格取得も目指せます。
より専門性の高いアスレティックトレーナーとして活躍したい場合には、はり・きゅう学科との併修や柔道整復学科、理学療法学科、看護学科などへの内部進学がおすすめです。
本校では座学だけでなく実習も重視しており、実際のスポーツの現場で実践的な経験を積む機会も豊富にありますし、プロチームのトレーナーによる指導も受けられます。
アスレティックトレーナーを目指すなら、名古屋平成看護医療専門学校で一緒にがんばりましょう。
関連記事
-
業界・分野紹介
車いす介助の基本と注意点について
介護の現場で使われることの多い車いすですが、ただ押せばいいというわけではありません。事故を起こさず安全に利用するためには、基本的な介助の方法や注意点を知っておく必要があります。今回は車いす介助の基本と注意点をご紹介しましょう。まず車いすを押す際には両手でグリップをしっかり握り、車いすの真後ろから押すようにしましょう。動き出す前に乗っている方に声をかけること、周囲に気を配ることも忘れないでください。
more -
業界・分野紹介
柔道整復師の年収はどれくらい?独立も目指せる国家資格
接骨院や整骨院をはじめ、さまざまな場所で活躍している柔道整復師は国家資格の一つです。国家資格、特に医療系となると就職にも有利になりますし、柔道整復師の資格取得を考えていらっしゃる方も多いと思います。そうなると気になるのが年収ですよね。柔道整復師として働くのにも色々なパターンがありますが、年収は一体どれくらいになるのでしょうか。 柔道整復師の業務について年収の話をする前に、まずは柔道整復師
more -
業界・分野紹介
美容、スポーツ、アロマ、介護などいろいろな場所で活躍できる鍼灸の資格
鍼と灸を行う鍼灸師は、はり師ときゅう師の2つの国家資格を持っています。ただこの2つの国家資格を活かせる場というと、鍼灸院のイメージしかない、なんて方も少なくないのではないでしょうか。しかし実際には鍼灸師として活躍出来る場は、思っている以上にたくさんあるのです。鍼灸師は鍼と灸を使ってツボを刺激し、自然治癒力を高める治療法です。病気を治療するのはもちろん、最近では鍼灸を行う事で肌荒れ改善や美肌効果が得
more