看護の授業を見てみよう!~日常生活援助技術Ⅱ(衣生活、清潔)編~
こんにちは。看護学科1年生です。
今日は「寝衣交換」の校内演習の様子をお伝えします。
「寝衣交換」とは、寝まきを着替えることです。
私たちは、身体を清潔に保ち、衣服を身につけ、身だしなみを整えます👕
それは人間の基本的欲求の1つです。
衣服は、体温を調節したり、汗や垢などのよごれを衣類に吸着させる役割があり、皮膚の汚れを防ぐこともできます。
また、社会生活を送るうえでその場に適した衣服を選択することは個性を表出し、心理的安定を促すこともできます。
演習では、“自分で着替えができないベッド上で安静にしている患者さん”を想定して実施しました。
はじめに、自分たちが学習してきた方法で寝衣を交換します。


グループで話し合いながら、患者役、看護師役を交代しながら行います。
それぞれのグループで振り返りをします📝
実施して気づいたこと、技術のポイントを確認し共有しました。


ポイントを確認してもう一度実施します。
💡 脱ぐときは、「送り手」という方法があり、はじめに患者さんの肩関節を出して、次に肘関節を肩の方向に引き上げ、手関節を丁寧に脱がせます。
💡 着るときは、「迎い手」という方法があり、患者さんの肘関節を肩の方向に引き上げたあと、看護師が寝まきの袖口に自分の手を通して、患者さんの手を握り袖口に患者の腕を誘導して袖を通します。
💡 肌を露出するため羞恥心への配慮、保温に努め、しわをなくし着心地よくすることも必要です。


学生からは、患者役をしてみて
「腕を引っ張られるときに少し痛かった。」
「背中がゴワゴワして気持ちが悪い。」
「露出が多いと気になる。」
看護師役をしてみて
「腕を通すのが難しい。」
「背中線を意識して着せないと、寝衣のバランスが悪くなる。」
「患者の表情を確認することの必要性がわかった。」
「力加減が難しかった。」
などの感想があげられました。
今後も、寝衣交換の技術練習を重ね、患者さんの反応を確認しながら、苦痛をできるだけ少なく寝衣交換ができるようになりたいです。
イベント情報
関連記事
-
看護一緒に看護の道を歩んでいこう!
こんにちは!看護学科です🌷今回は1年生の看護学概論の様子をお伝えします。看護学概論は、看護を学ぶ上での入口となる学問です👣🎓看護学というのは、人間のケアについて科学的に考察していく分野です。理論や実践の両側面を学び、人間をケアできる知識や技術を身に着けていきます。今回は、看護の理論家について調べて発表し、調べたことを共有しました。学生の感想を紹介します。「この人達がいなかったら、今の看護はないのか
more -
看護看護の授業を見てみよう!~老年看護学方法論編~
こんにちは!看護学科2年生です。今回は老年看護学方法論での授業の様子をお伝えします🧑🏫高齢者の日常生活を整えるための看護について学びました。高齢者の皮膚は加齢変化により、弾力が減り、抵抗力も弱くなってきます。ベッドで寝ている状態が続くと、体重で圧迫されている部分の血流が滞って、皮膚が赤くなったり、ただれたりすることがあります。授業では体圧測定を行い、褥瘡(床ずれ)予防のための体位変換を実施しまし
more -
看護看護師1年目の卒業生が近況報告に!
こんにちは看護学科です🌟今日は、卒業生が近況報告に来てくれました!3月に卒業して今は、看護師ピカピカの1年生です✨学生時代から社会人となり、優しいプリセプターとともに頑張っています。卒業生の言葉・初給料をいただいたときはうれしかったです!・まだ業務を覚えている最中です。夜勤はまだしていません!・勤務は変則で土日出勤しています!・時々、クラスメイトに会って情報交換しています!・学校がよかったなあと思
more



