高齢者疑似体験を通しての学び
こんにちは、看護学科1年生です🌱
老年看護学概論の授業の様子をお伝えします。
老年看護学概論の学び~
「高齢者疑似体験」を通して、加齢変化による不自由さを体験して、私たちが感じている便利な環境は、高齢者にとって、どのような環境なのかを考えました。
高齢者疑似体験スーツを着て、
- 前傾姿勢ベルトで固定し、制限された動きを体験します。
- ゴーグルを装着して、視野の狭さや、色の変化を体験します。
- 耳栓をつけ、難聴を体験します
- 手袋を装着して、指先の動きの低減を体験します。
- ひじやひざのサポーターを装着し、関節の動きの低減を体験します。
- 重りを着け、筋力低下を体験します。
- 杖を使い、体の負担の補助を体験します。
学生の感想
体験した学生のから、
- 「思った以上に、声が聞きづらかったし、体も動かしにくかった。」
- 「視野が狭く、足元が見えにくかった。膝や腕の関節が曲げにくかった。立っているのもしんどかった。高齢者は転倒しやすいというのは、そうだなと思った。」
- 「字も見にくく、色も分かりにくかった。」
などの高齢者の生活の不自由さを体験しました。
そして、
- 「聞きにくかったし、視野も狭いから、周りの様子が分かりにくく、1人でいるような気持ちになった。」
- 「動かしにくくて、動くことや作業することを面倒に感じた。」
- 「介助してもらわないと起き上がれず、毎回だと、介助してもらうことに申し訳ないと感じる。」
- 「いつも、手すりはあまり意識していなかったが、動きにくく、無意識に手すりにつかまっていた。手すりがあるだけでも、よかったと感じる。」
などの高齢者の気持ちに気づき、高齢者の目線がよくわかりました。このような体験を通しての気づきから、さまざまな生活の場で暮らす高齢者に、安心した生活を送れるような援助が必要であると学びました。
高齢者の気持ちに寄り添い、「高齢者の生活を支える看護」について、これからも学びを深めていきたいです。
イベント情報
関連記事
-
看護
看護の授業を見てみよう!~日常生活援助技術Ⅱ(衣生活、清潔)編~
こんにちは。看護学科1年生です。今日は「寝衣交換」の校内演習の様子をお伝えします。「寝衣交換」とは、寝まきを着替えることです。私たちは、身体を清潔に保ち、衣服を身につけ、身だしなみを整えます👕それは人間の基本的欲求の1つです。衣服は、体温を調節したり、汗や垢などのよごれを衣類に吸着させる役割があり、皮膚の汚れを防ぐこともできます。また、社会生活を送るうえでその場に適した衣服を選択することは個性を表
more -
看護
宣誓式を終えて
こんにちは。看護学科2年生です😊6月10日(金)に宣誓式が行われました🕯式典を迎えた学生は、看護師として人々の尊い生命をこの手に託される責任の重さを認識すると共に、看護する喜びとと誇りをもって、看護への道を切り拓き歩んでいく決意表明をしました。「灯火」はナイチンゲールが戦火の中で、ランプをかざして療養者を見舞ったとされています。式典では、ナイチンゲール像から「灯火」を引き継ぎ、全員でナイチンゲール
more -
看護
認知症サポーター養成講座を受講しました
こんにちは。看護学科2年生です🌸千種区西部いきいき支援センターから講師の先生をお招きし、認知症サポーター養成講座を受講しました。加齢と認知症の違いや認知症の症状を学び、認知症の人と接するときの心構えを持つことができました。学生からは、「コンビニエンスストアのアルバイトをしており、レジで支払いに困っている方がお見えになったため、トレイに小銭を出して説明しながら、お支払いのお手伝いをさせていただいたこ
more