テーピングの種類とその効果を徹底解説:目的別に選ぶポイント
アスリートがテーピングをしている姿を目にすることは少なくありませんが、このテーピングには具体的にどのような効果があるのかご存知ですか?
またテーピングには種類があり、それぞれ違った特徴があります。テーピングの種類と効果について、詳しく見ていきましょう。

テーピングとは?目的と基礎知識
「テーピング」とは、関節・筋肉・靭帯などの動きをサポート・制限したり、痛みや腫れを抑えたりする目的で、テープを貼ったり巻いたりする手法を指します。 もともとはスポーツ選手のケガ予防や応急処置として使われ始めましたが、現在では日常生活での筋肉疲労、肩こり・腰痛の軽減、リハビリ用途など幅広く活用されています。
テーピングの主な「種類」について
テーピングの種類ですが、大きく分けると伸縮タイプ、非伸縮タイプ、キネシオロジーテープがあります。

(左から伸縮タイプ、非伸縮タイプ、キネシオロジーテープ)
伸縮性のある伸縮タイプは関節がある程度動かせる状態を維持しつつテーピングしたい時に向いており、茶色のものが多いですね。
白色のものが多い非伸縮タイプは伸びない分しっかりと固定してくれますので、けがの応急処置でよく使われます。
キネシオロジーテープは固定ではなく、血液やリンパ液の流れを良くしたり、筋肉をサポートするために使われるものです。
テーピングは手軽に出来る処置ではあるものの、間違った方法で行えば効果がないどころかけがを悪化させるなどの悪影響が出てしまう恐れもあります。
テーピングをする際はきちんとした効果が得るためにも、正しく行えるようにしたいですね。
テーピングの伸縮性/非伸縮テープの違い
- 非伸縮テープ(ホワイトテープ、固定用テープ):伸びない素材で、関節をしっかり固定・圧迫する目的に使われます。
- 伸縮テープ(キネシオロテープ、エラスティックテープなど):伸びる素材を用い、筋肉・関節の動きをある程度許しつつサポートする目的で使われます。
さらに、伸縮テープの中でも用途によって「ソフト伸縮」「自着性伸縮」など細かい分類があります。
各テープの「種類別の効果」:固定・サポート・血流促進など
各種類ごとに、期待できる効果・活用シーンを整理します。
非伸縮テープ(ホワイトテープ)
- 関節の動きを制限し、捻挫・脱臼・靭帯損傷など外傷の応急処置や再発防止に用いられます。
- 強い固定力があるため、スポーツ中の「関節をこれ以上動かしたくない」場面で有効です。
伸縮テープ・エラスティックテープ
- 可動域をある程度許しつつ、関節や筋肉に負荷がかかりすぎないようサポート。例えば肩・膝のように可動範囲が広い部位に適しています。
- 固定ほどではないが、筋肉・関節の「揺れ」などを軽減し、軽いケガ予防や日常動作の安定化に使われます。
キネシオロジーテープ(キネシオテープ)
- 「人工筋肉テープ」とも呼ばれ、筋肉の動きに合わせて伸縮することで、筋収縮をサポートしたり、血液・リンパの流れを促進したりする効果があると言われています。
- 固定力は低めですが、「筋肉疲労」「痛みの軽減」「リハビリ」「パフォーマンス維持・向上」などの用途で活用されます。
どんな時にどれを選ぶ?目的別・部位別の選び方ガイド
目的・部位・症状によって、どのテープを選べば良いかを以下のポイントで整理します。
- 外傷・急性のケガ(捻挫・脱臼・靭帯損傷など)
→ 非伸縮テープを使って関節を強く固定。動かしたくない場合。 - 可動域を一部許しながらもサポートしたい時/軽いケガ予防+スポーツ中の負荷軽減
→ 伸縮テープ・エラスティックタイプ。 - 慢性的な筋肉の張り・疲労・リハビリ/日常の動き・姿勢改善を目的
→ キネシオテープを活用。固定より「サポート」「流れ促進」が目的。
部位別では、例えば足首・指など “関節の小さい部位・動きを止めたい” 場合は非伸縮テープ、肩・膝など “可動域を保ちつつサポートしたい” 場合は伸縮タイプが有効。
また、「日常生活」「運動時」「競技中」などシーン別の強度も考えて、テープの幅・素材・粘着力などを選ぶことが大切です。
巻き方・貼り方で効果が変わる!注意点とポイント
テーピングは種類を選ぶだけでなく、貼り方・巻き方・テンション(伸ばし具合)などが効果を大きく左右します。例えば、Nikeの解説では、キネシオテープを貼る際には皮膚を引き上げるように貼ることで、皮膚下の血流・リンパ流が改善されやすいとされています。
<参考>
キネシオロジーテープとは?どのように使用すべきか?
https://www.nike.com/jp/a/how-to-tape-an-ankle
また、使用時間・目的に応じた注意点もあります。例えば、固定目的で強く巻きすぎると循環障害を起こす可能性があるため、固定力・締めつけ具合・巻く部位の状態(腫れ・痛み・可動域)を確認する必要があります。
さらに、テープを貼る前に肌を清潔にする、汗などで剥がれやすい部位にはアンダーラップ(肌保護用テープ)を使うなど、貼る際の準備も大切です。
正しく使ってケガ予防・日常のサポートに活かそう
テーピングは「ただ貼ればいい」というものではなく、用途・目的に沿った種類選び、適切な貼り方・巻き方があって初めて効果が出ます。
スポーツ・運動だけでなく、日常生活での筋肉疲労・姿勢改善・体のサポートにも活用できますので、今回ご紹介した「種類と効果」「選び方」「貼り方の注意点」を参考に、適切に活用してみてください。
もし「どのテープを選べば良いか分からない」「貼り方がいまひとつ…」という場合には、専門の施術者・トレーナーに相談するのもおすすめです。
まとめ
テーピングは柔道整復師が行う施術の一つでもあります。
専門学校などの養成校でテーピングをはじめとしたさまざまな知識や技術を学び、国家試験に合格すれば柔道整復師になることが出来ます。
名古屋平成看護医療専門学校の柔道整復学科は30名の定員で、3年かけて柔道整復師を目指します。
基礎を確実に身に付けることに加え、豊富な臨床実習で実践力も鍛えられますし、国家試験対策や就職サポートにも力を入れています。
はり・きゅう学科との同時履修で、複数の資格取得も目指せます。
JR・地下鉄千種駅から徒歩3分、地下鉄今池駅から徒歩5分と通いやすいさも抜群です。
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