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授業へ潜入!WBCに帯同した卒業生・河瀬智昭トレーナーによる講話
先日、アスレティックトレーナー学科の授業へ潜入してきました👀
今回は、本校の卒業生である河瀬智昭トレーナーにお越しいただき、昨年のWBC日本代表チームトレーナーとしての活動報告をメインに、これまでの活動実績やその経緯をお話していただきました⚾
河瀬トレーナーは、本校で「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」を取得後、他校で「はり」「きゅう」「あん摩マッサージ」の資格を取得。
その後は、ご自身もやられていた野球を中心に、ソフトボールやバスケットボールなどの社会人チームをサポート!
現在は、他専門学校での講師、豊田自動織機女子ソフトボール部のトレーナーとしてご活躍されています🥎
直近では、プロ野球選手が毎年自主トレを行っている静岡県下田市でのキャンプに参加されたそうです!
↑サンドスキー場での走り込みは鍛えがいがありそうですね💦
続いては、WBCの活動報告!🌎
選手が安心して競技できる環境を整え、万全な状態で試合に臨めるようサポートすることもトレーナーの大事な役割の一つ。
選手がよりよいプレーをするためにはどんなことも惜しまない『何でも屋』となり、多方面からのサポートをしなければなりません!
ナイターだった日は、トレーナー陣によるミーティングが0時から始まり2.3時までかかることもざらにあったとのこと💤
合宿期間17日+大会期間19日=合計36日にわたり、慣れない海外生活や緊張感が続く期間ですが、選手はもちろんのことサポートメンバーの体調やモチベーションを保つことも大切です!
↑トレーナールームには、選手の応急処置に必要なテーピング類、目薬やリップクリームまで様々なアイテムが揃っています🩹
ウエイトルームでは、万が一トレーニング中にケガをしたり搬送が必要になった際、スムーズに処置ができるよう同線の確保も考慮しマシンの設置場所を決めています。
侍ジャパンチーム総勢100名以上の中で日本代表トレーナーはわずか4名。
前年の夏にヘッドトレーナーから帯同のオファーがあったとのこと✨
トレーナー界隈では、うわさや評判は良くも悪くも広まりやすく、人と人との繋がりが重要となります。
これまでの努力や実績が思いがけず実を結ぶこともあるため、河瀬トレーナーがおっしゃっていた『毎日が就職活動と思い、日頃の態度を改めよう!』という言葉がとても印象的でした😌
↑なんとWBC球も触らせてもらうことができました😳
そして、質疑応答では‥‥🎤
Q.
トレーナーをする上で大変なことは?
A.
睡眠時間が少ないこと。
休みがあってないようなものなので、体調管理や前向きなマインドを保つことが大変。
Q.
年下の選手に対する指導者としての立場やその指導方法で心がけていることは?
A.
若い頃は自分が出した指示などに対して選手から文句を言われ傷つくこともあったが、選手のためによくしてあげたいというマインドを保ち続け、自分の信念を貫くこと。
逆に、慣れてくると何も言われなくなるので、言ってもらえる若いうちが花だと思います!
Q.
選手とは友達のようなフラットな関係になっていいのか?
ある程度距離を保つべきか?
A.
私は、選手との関係性に違いが出ると感情移入やひいきが生まれ指導がしづらくなるため、全員に対等でいるために一定の距離を取っている。
人間関係はとても難しいが、選手との距離感はトレーナーそれぞれで正解はない。
いろいろなお話を聞いている中で、河瀬トレーナーは『スポーツに潜む様々な危険をいかに選手に当事者意識をもってもらえるか』を常に考えながら選手のために日々のトレーナー業務を行っていることが伝わりました。
最後に、学生へのメッセージとして『資格取得後も学び続ける意欲を持ち続け、たくさんの経験を積むこと』『コミュニケーションを大事にすること』をアドバイスいただきました。
そうすることで、選手への信頼や自分の価値にきっと繋がります✨
学生からは、
「自分が実習で一番難しいと感じていた選手との距離感について話が聞けて良かった。」
「トレーナー現場で働く上で大切なことや人と接することの難しさを学びました。」
「普段の生活の中でも選手と信頼関係がいかに築けるかが現場でも活きてくると思うので、これからもまずはコミュニケーションを多くとることを大事にしていきたい。」
「何事もがんばっていれば誰かは見てくれている。日々の努力を怠らず、自分の夢を叶えるために勉強から逃げずにがんばりたい!」
などの感想がありました。
今回紹介した以外にも、アメリカの球場の特徴や優勝後の裏話などたくさんお話していただき、とても貴重な時間となりました🌈
河瀬トレーナー、ありがとうございました!!
今後のご活躍も教職員一同応援しております🚩
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