医療・スポーツ系の学校ならではの器具紹介◆第2弾
こんにちは!じゅう太
とけんちゃん
です。
夏も終わり、もうすでに秋の気配を感じますね🍁
天候の変化に振り回されがちですが、今日も1日がんばりましょう!
さて、今回も引き続き各学科で使用する器具をご紹介します😊
※第1弾はコチラ
全部で5問、クイズ形式の出題です📝
第1問

何かの機械だね。
コードが伸びているのかな?

コードの先はパッドが付いているよ。
このパッドを例えば背中につけて…。

何を流しているんだろう?
電気だよ!
赤と白のプラグにはそれぞれ異なる周波数の電流が流れていて、それを対角線上に配置することで電気を干渉させているんだ。
干渉するとどうなるの?
干渉して発生した刺激によって、血流を促進し痛みの緩和を図るよ。
ということで正解は『干渉波治療器』でした!
柔道整復学科では、附属接骨院実習で使用したりするんだ。
ちなみにパッドの裏はこうなっているよ。

青色の部分は…冷たい!
濡れているスポンジかな?
そう!
これで電気を通りやすくしているんだ。
第2問

綺麗なガラス玉!
何に使うのか想像がつかないね…。
じゃあ早速、これを使った動画を観てみよう!
ガラスの中を火であぶっているね。
そうすることでガラスの中を真空状態にしているんだって。
それを背中などに乗せ、皮膚から表層筋までを吸引して一時的なうっ血状態を作っているみたい。
だから紫色のような跡がついているんだね!
この跡は痛くないから安心してね。
うっ血状態にした後はどうするの?
吸引したガラスは頃合いをみて外すよ。
その時に血液が一気に流れるから、血行改善や血行促進の効果が得られるんだって。
これをカッピング療法と言うよ。
その療法に使うのがさっきのガラス玉なんだね。
その通り!
ということで正解は『吸い玉』でした。
これははり・きゅう学科で使うものって聞いてびっくり!
カッピング療法はもともと中国の民間療法だったから、東洋医学にも取り入れられたんだね。
第3問

温度が表示されていて、調整もできそう!
あれ?「胎内温」って書いてあるけど…?
いいところに気がついたね!
もう少し全体的に見てみよう。

赤ちゃんが中にいるね!
赤ちゃんの発育を助けるために、お母さんの胎内に近い環境へ近づけるようこの医療機器を使うんだって。
だから温度が調整できるようになっているんだね。
温度調整以外にも、湿度や酸素濃度まで調整できるんだよ。
赤ちゃんにとって生命維持に必要な環境を整えるため、この医療機器には4つの特徴があるんだ!
1⃣ 赤ちゃんの体温を保つことができるように快適な温度を維持している
2⃣ 蒸発による体温変化を防ぐために十分な湿度を維持している
3⃣ 清潔に保つためにフィルターが設置されて埃や細菌の侵入を防いでいる
4⃣ 赤ちゃんが呼吸しやすいように酸素濃度が高くなっている
赤ちゃんが安全に過ごせるような工夫がたくさんあるんだね。
…他にもいろいろ気になるポイントが!

サイドの小窓が開くんだね。
ここから寝返りをうつお手伝いをしたり、身体を拭いたり、おむつを交換するよ。

ここからはコードや点滴が入れられるようになっているんだ!
赤ちゃんの足元側にも入れられる箇所があるよ。
…ということでこの医療機器は「保育器」でした!
赤ちゃんにとってストレスが少なくなるよう感染予防をしながら環境を整えてケアすることを、計画立案などしながら看護学科は学んでいるんだね。
ちなみに、医療現場でも実際に使用されている保育器を本校は使っているんだって!
第4問

リュックだ!
この中にはスペシャルなものが入っているよ!

いろいろ入っているね。

ゲーム機に見えるけど…??
リュックの中にはこれ以外にも入っているよ。
それをすべて組み立ててセッティングすると…。

※カラーコーンは付属しておりません。

何かを測定するのかな?
その通り!こういう風に…。


タイムを測定するんだよ!
実際にこれを使用した動画を観てみよう。
⚠ 音量に注意してください。
センサーの前を通ったら、手元のモニターにタイムが表示されるようになるんだね!
その通り!
この測定器は、速さや瞬発力などのトレーニングに対する効果測定に活用できるんだ。
ということで正解は「ワイヤレスタイム計測デバイス」でした。
実際のスポーツ現場でも使われるものだから、在学中にしっかり使い方をマスターしておきたいね!
本校では実習先のパフォーマンス測定で使用しているよ。
ちなみに、今回もまたアスレティックトレーナー学科の学生に協力してもらったよ。
ありがとうございます!

第5問

人だ!
…と思ったけど何かの模型かな?
奥の機械も気になるなあ…。
もう少し引いて見てみよう!

模型の半分が透明で、中が見えるようになっているね!
奥の機械と一緒に使うのかな?
するどいね。
この模型は気管(空気の通り道)や気管支(肺と気管の間)が横から見えるようになっているよ。
ちなみに、奥の機械は「吸引器」というよ。

吸引器のチューブは模型の口や鼻の中に入れるんだ!

チューブがどこにあるか分かるように、模型の半分が透明になっているってことだね。
…これを理学療法士さんがやっているって知ってびっくり!
確かに。
理学療法士さんは自分で体位変換(身動き)することができない方に対してもサポートしているんだって。
自分で体位変換ができないとどうなるの?
褥瘡ができたり、全身の機能障害が起こるようになってしまうんだ。
呼吸器(呼吸に関係する器官)の障害の場合だと、痰がからんで呼吸がしづらくなるんだよ。
しかも、痰が溜まったままになってしまうと、肺炎を引き起こす可能性があるんだ。
理学療法士さんはそれらを改善するために、サポートしてるってことだね!
その通り。
具体的には寝返りの介助や車椅子に座る練習、聴診器などで聴診を行ったりしているんだって。
もし痰がたまっているようであれば、体位排痰法(体位変換をすることにより痰を外に出す方法)を行ったあと、口の中にたまった痰を吸引器で吸引しているそうだよ。
理学療法の範囲って幅広いんだな…!
この模型は吸引器を使用する時のシミュレーションができるものなんだね。
ということで正解は「吸引シミュレーター」でした。
本校では「理学療法セミナー」という4年生の授業で使用するから、このシミュレーターでしっかり練習して、現場で活躍できるようにしておきたいね!

いかがでしたか?
器具紹介は次回が最終回!
お楽しみに☀
じゅう太
とけんちゃん
でした。

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